スタッフ
いつも「ながら聞き」をさせてもらっているvoicyという音声メディア
いつも聞くパーソナリティーは何人か決まっている
そのなかのひとり、学びの引き出しはるラジオ、尾石はるさんという方が紹介してくれていた本
乱反射
はるさんの話は聞いていて心地よいだけでなく、様々なことを分析されていたり、本を紹介してくれてとても学びになるのでフォローして聞かせてもらっている
買ってみて届いた本が600ページほどあり、初めは読みきるか不安だったが
タイミングよく時間ができたので
1週間もかからず読み終えた
小説をあまり読まないので初めのうちのコロコロと展開が変わり読みにくいなとも思ったが、読んでいくうちに意味がわかった
内容は本当に日常で誰でもやってしまっているようなことで
誰でも自分に置き換えることができそうなことだったのも読み進めやすかったのかもしれない
人は誰しもこのくらいのこといいだろうとか、
私くらいはいいだろうと思って
犯罪にもならないくらいの
ちょっとしたモラルを欠いた行動
甘えというのか、面倒くさいからというのか
そんな行動をとったことがあると思う
そんな行動が人の死に繋がると誰も思わないだろう
しかし、社会という多くの人が共に生活するなかでは
ほんの少し、私だけ、その積み重ねによって歯車が狂ってしまうのだ
昼の病院は混んでるから私くらい軽い風邪でも夜間病院に行って診てもらっていいだろう
私くらい犬の散歩でフンを処理しないでも迷惑にならない、誰か片付けてくれるだろう
やらなければならない仕事、たくさんあるなかのこれくらい手を抜いても問題ないだろう
聖人君子でなければ
やってしまっているだろう行動
日々の何気ない考え方、行動を考えさせられる本だった
もちろん実話ではないが現実で起こってもおかしくないと思うし
似たようなことは現実社会でも起こっているのではないかとも思う
先日、虐待防止の研修をしたが
まさに虐待も然りで
ちょっとした不適切の積み重ねが大きな虐待や事故に繋がるのと近しいものがあるように感じた
私くらいならいいか、このくらい迷惑にならないだろう、そんな行動
いま一度、立ち止まって見直したいと思った
ちょっと気になった方はぜひ読んでみてもらいたい